承認欲求

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ありのままを愛して欲しいなんて驕りだ、人工的でないと承認されない、インスタ映えを意識しないといいねがもらえない。要は狂っていないと生きていけない世界。

今日、映画「あゝ荒野」に際して行われた森山大道さんの写真展に行き、ポレポレ東中野でMOROHAドキュメンタリー映画「其ノ灯、暮ラシ」を観て思ったのは、その狂っていないと生きていけない世界で、“狂わず”に成立している作品の強さ。当事者を、なにがなんだかわからないがとりあえず存在してしまっている人間を、そのまま観た気がしました。(歪んでるかな的外れかな?でもそう、思ってしまった。)武装していないが故の(もしかしたら作っているものとしてはこれが武装なのかもしれないけど)強さを感じました。

エリザベス宮地監督の祖父の死、MOROHAファンの夫婦と新しい命、かつての恋人を思い生活する姿、すべてがあまりにきらめいていました。

映像が他者を希求していない、という印象を受けたのはドキュメンタリーだからでしょうか。セルフドキュメンタリー、私はこういう人ですよー!って言われたらああそうですかって拒絶してしまう(普段はそういう表現に敏感で、なかなか分かれない)し、何を見せられているんだわたしは…てなってしまうんだけど、そうはなりませんでした。むしろ驚くほどすんなりと受け入れてしまった。

まだまとまらないので今後編集しながらもっと思考していきます。とりあえずメモとして投げました。(置いておきます。)